ツイッター転職記

ツイッター転職記

こんにちは. 以前にツイッターを用いた転職を試み,先日無事転職することが出来ました. この手の記事を見かけなかったので,私のツイッター転職の流れ,転職活動を通して感じたツイッター転職のメリットを文章で残しておきます.

転職のツイート

転職の経緯

就活時は大学院で研究生活を行っていましたが,以下の理由で理想としている企業像の会社へ就職が出来ませんでした.

  • 私の研究室は,私が一人目の学生で,先輩や同期が居なくて就活の情報収集が上手く出来なかった.

  • コロナ禍での就職活動で,合同説明会などの対面での就職イベントなどにほとんど参加できなかった.

  • 研究を頑張りすぎて就活に割く時間や労力がなかった.

転職を決意してから転職の方法について模索したのですが,自分一人で企業を探すより,SNS で多くの情報に触れる方が良い転職が出来ると考え,ツイッターを用いた転職を行うことにしました.

転職のツイート

ツイッターでの転職者は何人か先駆者を知っていたため,その人を参考にツイート内容やポートフォリオを考え,良くしていただいてるエンジニアの先輩に添削してもらいました. 書き初めから公開まで 2 週間ほどかかり,公開時にはものすごく緊張しました.

ツイート内容で気をつけたのは以下の点です.

  • 簡単なプロフィール
  • アピール出来る業績
  • ポジティブな内容を中心に
  • 職種や希望年収を具体的に
  • 多くの人に見て貰える(RT や人へ紹介をして貰える)ような内容に

これらの内容を 2 ツイートにまとめツイートしました.

ツイート後の反響と転職活動

この転職ツイートは幸いにもたくさんの人に拡散してをいただきくことができ,多くの人から声をかけて貰え,このツイートの翌日から面談をセットしてもらいました.

最終的に 30 件以上の面談してもらうことになったのですが,それらの面談では希望する職種や会社はもちろん,それ以外のお誘いも多かったことに驚きました. 例えば,私はソフトウェアエンジニア/C 向けサービス開発を希望していましたが,データサイエンティストや,B 向けサービス開発のお誘いも多くありました.

様々なお話の機会があることで,私の希望する職種についてもう一度深く見つめ直すことになりました. このような経緯で半年ほど私自身の希望について考え,選考に進む企業を選びました. この先は普通に面接を受けただけなので割愛します.最終的に 5 社受け,3 社から内定を頂き,その内から選ばせていただきました.

ツイッター転職をしてみて

ツイッターでの転職活動をしてみて,感じたメリットは大きくわけて 2 つです.

  • ツイッターでの転職は想定外のところからも声がかかる

    先ほども書いた内容ではあるのですが,ソフトウェアエンジニア/C 向けサービス開発を希望としても,実際にはこの条件以外の声も多くかかりました.「この人材(能力)ならこのポジションいけそう」という感じで声をかける企業も多いのかもしれません. 特に私の研究業績である離散最適化分野がそのまま生きるような職の紹介もしていただき,自分で調べることでは辿り着けなさそうな企業や人とお話することも出来ました.これは大きなメリットだと感じます.

  • フォロワーから色んな意見を聞ける

    就職,転職時にはあるあるだと思うのですが,その職と自分が合ってるかどうかや,その会社でやりたいことが出来るかなど,分からないことが多いと思います.実際にその会社の採用担当の方に聞くのもなかなか難しいような内容や,そもそもお互いの認識のずれにより正しく状況が共有できない場合も多いです.

    私は実際にフォロワーに受けようと思ってる会社や職種について意見を聞く機会が多くありました.これは,転職することや悩んでいることを公にすることで「何かあれば話を聞きます」と多くのフォロワーに声をかけて貰えたことが大きいです.実際に転職を考えてる会社で働いている人や受ける職種で働いている人から話を聞くことが出来て,転職の方針に大きく関わりました.

感想

私は,ツイッターによる転職活動を試み,そのメリットを享受できて良い転職活動を行うことができました. 自分から会社を探すのではなく,ツイッター上で会社側から声をかけていただくという方法は私に非常にマッチしていました. 会社側から人材をスカウトするタイプの求人サイトの存在は認知していますが,ツイッターという日常生活と密接に絡み合うツール上なので,共通フォローからその人の様子がだいぶ分かったり,逆に採用側からも私のつぶやきや,共通フォローなどから色々と感じてもらう場面が多く,相互理解が格段に速かったと感じました.

ツイッター転職,メリットはたくさんあるので興味のある方は挑戦されてはいかがでしょうか.