近況報告【2019.04】

 

こんにちは.

大学院生活も一か月が過ぎ,当初の予定にあった近況報告を月1でやっていきます.2019年4月を振り返ろうと思います.

t-ritama.hatenablog.com

 この近況報告は上記記事からいただいた支援に対して「いただいた支援を元に大学院生活をちゃんと遅れています」という報告を兼ねています.たくさんの支援本当にありがとうございます.

 

 

 

学生証をもらいました.

 

その前後,奨学金の書類と授業料免除の申請書の作成に勤しみました.非常に難易度が高く,申請書を作成するまで,何度も大学に出向き,大変でしたがなんとか申請してきました.

 

2019前期が始まりましたが,予想外の状況になりました.端的に言ってしまうと孤独です.私は研究内容が魅力的であった今年発足の研究室に入りました.よって,研究室には先輩がいない状況でした(分野的に先輩がいなくても十分に研究できるとは思います).それに加えて駒場キャンパスは基本的に前期教養(学部1年~2年夏)のためのキャンパスであり,近い研究をしている大学院生も同じキャンパスにはいません.運悪く,同じ研究室を志望していた方は院試で落ちてしまったようで,同期は私一人の状況になりました.また,院生室はほかの研究室の方を含めた7人部屋ですが,なかなか院生室でほかの人と会うことが少なく,大学生活が始まり,講義を受けるも研究するもほぼ一人という状況になりました.これは学部時代にはなかった状況であり,凄まじい孤独感を不安感を感じました.

今まで,「自分は一人で過ごすのは好き」と思っていましたが,実際には「普段友達と過ごしていたので,たまになる一人も楽しい」という状態だったようです.研究も始まったので暇というわけではないのですが,ごはんのお誘い待っています.せっかく東京にいるので,色々な人とお会いしてみたいです.

 

入学式に行きました.大学院の入学式なので某ジェンダー絡みの祝辞の方ではなく,「忖度」という単語にかかわる祝辞を聞きました.なかなか考えさせられるような内容で,人文社会系研究科長の悲しみと憤りを感じました.ぜひ読んでください.リンクを貼っておきます.

平成31年度東京大学大学院入学式 人文社会系研究科長式辞 | 東京大学

 

大学院生活をこれからこなしていくうえで,研究室以外に居場所を作るためにサークルに入ることにしました.サークル自体は4/2に駒場で開催されていたサークルオリエンテーションに出向き,色々見てきて入るサークルを2つ決めました.

一つは作曲サークルGCTです.駒場に部室もあり,作曲に関する情報交換なども多く,年4回?のコンピでCDを出しているようです.私も5月祭に出す新入生コンビに曲を提出しました.

東京大学作曲研究会GCT (@GCT_UTokyo) | Twitter

 

もう一つが麻雀サークル白です.学部のころはずっと競技麻雀サークルに入っていました.競技麻雀とはギャンブルではなく純粋なゲーム,競技として行う麻雀のことで,賭け,タバコ,酒などがナシの競技として麻雀を追求します.最近はMリーグなどで競技麻雀でちゃんとしたプロが生まれたこともあり,個人的に熱があります.ただ,白は今部員不足で開店休業状態にあるので,部員を集めつつのんびり活動をしていきたいです.

東京大学麻雀サークル白 (@utmj_white) | Twitter

 

あとイラストも続けてぼちぼち描いています

 

 

また,4月にいきなり泊まり込みの研究会がありました.大学院で専攻を変えたため,この分野で初めての研究会でしたが,今までの分野とはだいぶ違って新鮮で興味深い研究も多く,非常に刺激を受けました.

前々から言われていた競技プログラミングもこのタイミングで始めました.研究会にいた人たちは本当にすごい人が多く,私はまだまだひよっこですが,頑張っていきたいです.

 

4月の近況報告としてはこんな感じです.奨学金と授業料免除の結果は6月上旬に出るとのことです.研究の内容は具体的にお話しするのが難しいので,趣味の話が中心となりましたが,大学院生活でも趣味と研究に全力尽くしていきたいです.

 

Amazon欲しいものリスト

www.amazon.jp

 ↑polcaでのクラウドファンディングは授業料免除申請で「支援者あり」と判断されてしまうため,4/1よりAmazon欲しいものリストに一本化しました.

【近況報告】大学院の入学手続きが完了しました

こんにちは.

 

無事,東北大学を卒業することができ,入学手続きと引っ越しが完了しました.

 

 

t-ritama.hatenablog.com

 

12月末に書いた上記記事では,多くの反響や応援メッセージ,支援をいただいて本当にありがとうございます.

2016/5の記事に続いてネット上の人たちの優しさに触れることができ,来年度からの生活を頑張っていこうという気持ちを再確認しました.

 

また,なんとか前期も休学せずに大学院へ通う決意をさせていただきました.

 

 

今回は,前期分の授業料免除申請をしてきました際,授業料免除と独立生計についてお話を伺ってきたのでその話をします.

 

まず,一番大事なことなのですが,クラウドファンディングを利用すると,授業料免除されないことが分かりました.

具体的には,クラウドファンディングで「支援がある」と,独立生計の条件が認められず,独立生計による授業料免除は申請が出来ない状態となります.

 

また,独立生計の審査は半年前まで実績になりますので,今回のクラウドファンディングは,2019年4~9月の授業料免除申請に関わります.が,元々前回の時期で説明した通り,2019年4~9月は独立生計条件を「前学期学部生」という事実のせいで満たさないので,結果的に3月まではクラウドファンディングしても問題の無い状況でした.

今後に関わってくるのは,2019年4月以降です.この時期にクラウドファンディングによる支援を受けると,半年後の授業料免除の対象から外れるということになります.「2019年3月までならクラウドファンディングは大丈夫,それ以降は金銭ではなく,物で支援を受け取るようにしてください」と説明されました.

以上の懸念を除けば,親の扶養から外れているという事実により,基本的に独立生計を認められ全額免除になる見込みというお話をいただきました(やったー!).

また,前期の授業料ですが,独立生計に依る授業料免除は叶わないため,一応可能性のある両親の年収による授業料免除申請を行いました.

 

さらに,奨学金についても,機関保障を用いてJASSOの奨学金の取得が可能というお話をいただきました.実際にもらえるかは申請してみないと分からないとのことですが,奨学金をいただけるとなると,来年度からの生活は相当楽になります.

 

 今回,入学料の28万円と,引っ越しの費用21万円,他の諸費用などを前回の記事によりいただいた寄付によって賄わせていただきました.前期の授業料が免除されなかった場合は,前回の支援と学部生のころの貯金で何とかする予定です.本当にありがとうございます.

 

 

また,3/31までとなりますが,polcaでの学費生活費のクラウドファンディングを再開設しましたので,Amazon欲しい物リストへと一緒にリンクを下におかせていただきました.また支援していただける方はよろしくお願いします.

polca.jp

www.amazon.co.jp

 

 

東京大学大学院に進学します

皆様お久しぶりです.
「私が休学を決めるまで」を書いてから2年ほど経ちました.

 

t-ritama.hatenablog.com

 

この記事は5600RT,5700favという凄まじいバズり方をして大変多くの応援と支援をいただきました,それをもとに,なんとか休学せずに大学院進学の見込みが出来たため,今年の夏に大学院受験をし,無事合格しました.
本当にありがとうございます.あの記事を書いてからこのような形になるとは思ってもみませんでした.
もし,私が10年前の大学生であったらこのように支援をいただくこともできなかったでしょうし,大学卒業すら困難であったかもしれません.
本当に色々恵まれました.うれしい限りです.


来年からの東京大学での生活のことを少しお話したいと思います.
東京で一人暮らしとなりますが,住居確保の問題はなんとかなりそうで,この点は安心しています.

 

ただ,金銭的な支援が得られない状況は変わっておらず,アルバイトをしながら大学院生活をすることとなります.
先日,配属先の先生と面談を行い,現状の報告や,授業料免除に関する相談などをしてもらってきました.

そこで「修士一年生では独立生計が認められない」ことが分かりました.
東京大学修士課程の学生に独立生計を認めていますが,それには「前年度の独立生計の実績」が必要になります.
東京大学は学部学生の独立生計は認めていませんので,私の学部生活は実質的に独立生計ですが,東京大学基準では独立生計ではありません.よって修士一年生の私に対しては「前年度の独立生計の実績」がない状態になり,授業料免除の規定を満たしません.

よって,入学金282,000円,授業料535,000円の合計で817,000円は免除されず1年間で払うことになります.

また,東京大学の学生生活実態調査報告書によると,一人暮らしの支出額の平均値は月131,870円らしく,131,870円*12ヶ月=1,582,440円(約160万円)となります.
教務に問い合わせたところ,日本学生支援機構の第一種奨学金は機関保障で借りられる可能性があるらしく,月額88,000円の貸付をいただけると考えています(本当かは分かりません).
単純計算で1年目の費用が約135万円(奨学金を借りられるとして)となり,やはり非常に厳しい状況で大学院生活をすることになりそうです..
現在の生活から考えて生活費は年間160万かかることはさすがにないんじゃないかと考えてはいますが,入学金と授業料の81.7万円はどうすることもできません.

 

また,大学で研究するにあたって,学費や生活費を自分で稼ぐことというのは非常に大きなハンデとなることを現在の研究生活で理解しました.
現在,趣味の時間を減らして生活のかなりの部分を研究に充てていますが,やはり時間的なハンデと精神的なハンデがかなり大きく大変です.

以上より,休学をしようと思っています.東京大学において,修士での休学は合計2年間出来るようで,休学の猶予が2年間あれば無事修了できると考えています.
休学中,支援していただいた方にお礼に伺ったり,自分が将来何をしたいかしっかり腰を据えて考えたり,大学院での研究も進めつつ,修了に向けて学費や生活費を稼いで行きたいと思います.

 

今回もありがたいことに「支援をしたいから窓口を用意して」と仰ってくださっている方がいらっしゃり,そのアドバイスを受けて,Polcaというクラウドファンディングアプリで窓口を用意することにしました.
もし支援をしたいという方がいらっしゃいましたら,是非よろしくお願いします.学費,生活費などに使わせていただきます.

t.co

↑polcaへのリンクとなります

 修了しましたので支援していただける方はAmazonウィッシュリストからお願いします.

 

Amazonウィッシュリスト

Amazonウィッシュリストのリンクです

 


また,現在掛け持ちしている4つのアルバイトは,進学につきすべてやめることになり,また新しくアルバイトを探さねばなりません.
もし,都内で良いアルバイト先を紹介していただける方がいらっしゃいましたら,連絡をいただけるとありがたいです(@T_ritamaまでDMをいただけると確実だと思います).
特に家庭教師について述べますと,高校2,3年(数学,物理,化学),中学1年(数学)の家庭教師の経験が計3年間あります.
中学不登校から大学受験をしたので,大学受験(理系科目)は教えられますが,中学受験,高校受験は教えられません(勉強に対するアプローチや,0から大学受験する方法などを教えることはできます).よろしくお願いします.

 

 

twitter.com

あの記事から一年が経って……

 

t-ritama.hatenablog.com

 

 

この記事から約1年が経った。せっかくなので色々思い返そうと思う。

 

・反響のすごさ

 この記事の公開の前日、実は数分だけ下書きをツイッター上で公開した。数分で削除したが、その段階でフォロワーに色々な感想をいただた。もしかしたらこれはいろんな人に見てもらえるかもしれないと感じていた。

 実際に公開したあと、スマホの通知はほぼパンク状態となり、翌日の講義や実験はもう手が付けられない状態となった。自分の経験を見たいと思った人が多かった、励ましの声などすごい反響があり、うれしい気持ち反面、炎上に近い状態であるので不安な気持ちもすごく強いものであった。この数日でフォロワーは1000人増え、環境は激変した。

 現在はかなり落ち着いたが、未だに1日100前後(多い時には1000ほど)のアクセスがある。

 

・励ましの声の多さ

 このブログが拡散されるにつれて、様々なコメントをいただくようになり、ビクビクしていたが、予想を遥かに超える励ましの声の多さに驚いた。半分くらいが批判のコメントではないかと予想していたが、実際のところ、9割以上の方がネガティヴでないコメントを残してくれたように感じた。少ないながら批判のコメントもあった。

 

・似た経験を持っている方々

 反響の中で特に記憶に残っているのが、似た経験を持っていた人たちからのメッセージである。似た経験というのは、毒親であったり、独立生計であったり、様々であるが、全てではないにしろ、部分的に同じように苦しんでいる人がいるのだということが理解できた。

 また、過去にそういう経験にあったから支援をしたいと申し出てくださった社会人の方もいた。「自分もそのとき誰かに助けられた。今度は自分が助けたい」という気持ちに強く心を打たれ、自分も支援できるような境遇になったら、何かの形で助けになれるようになりたいと強く思うようになった。

 

・支援のありがたさ

 ブログの公開の後、多くの人に「支援させてほしい」という旨のコメントを頂いた。その中で「Amazonの欲しい物リストを活用しては」とアドバイスをもらい、設置させていただいた。初めての経験であり、色々なことを調べ、色々なことを教えていただいた。欲しい物リストを作ったとき、「見ず知らずの人に支援をするなんてそんな聖人みたいな人いるのか」と思ったが、世の中には本当に優しい人がいて、多くの支援をいただいた。1年が経った現在でも定期的に支援をいただいている方がいて頭が上がらない。支援としていただいた添付されてるコメントなどが書かれた紙?は全て大事に保管させていただいている。

 

・執筆の依頼について

 たくさんあった反響のうち、原稿の執筆の依頼や、書籍化の誘いなどがいくつかあった。当時はあまりの反響の多さと、多くのDMや依頼に少々怖くなってしまい、頂いた全ての依頼を断ってしまった。だいたい落ち着いたその半年後くらいに雑誌のコラムの依頼をいただき、その執筆をした。「点線面〈vol.2〉2016年尾崎翠への旅」という雑誌(リトルプレス)の特別論考の『趣味は身を助く』というコラムである。

www.amazon.co.jp 機会があればまた何か書くこともあるかもしれない。

 

・休学しない選択肢

 多くの支援を頂いて、休学を経ずに大学院の入学金の確保が出来るかもしれない状況になった。実際には、金銭的状況以外の問題(アルバイトなどに時間を費やしすぎて学力が大変なことになっている、このまま学年が上がって研究室に配属されてからこの頻度のアルバイトを続けられるのか、大学院は本当に独立生計で授業料免除されるのか、など)が多くあり、まだ通常と比べてかなりの労働をしている現状がある以上、問題は多く残っているが、「休学しない選択肢」というのが現実味を帯びてきたというのは事実である。支援を頂いた方、応援のコメントを残してくださった方には感謝してもしきれないです、本当にありがとうございます。

 

twitter.com

www.amazon.co.jp

【大学受験】量か質か問題に決着をつける。

大学受験において度々議論されるものとして「受験勉強では量を取るべきか質を取るべきか」という問題がある。合格体験記などを見てみると、「量より質を取ったから合格できました!」とか、「ひたすら量をこなして合格することが出来ました!」とか様々な考えが並んでいる。今回はこの問題に一つ結論を導きたいと思う。

 

  • 学力をつけるには

 当たり前すぎることではあるが、この手の受験勉強において一番大切にされるのが学力をつけることである。では、学力はどのように身に着けることが出来るのか。

 例えば、ものすごく質のよい勉強が可能な人間の勉強時間が0時間だったら学力は一切つかないだろう。逆に、ものすごくたくさん量をこなせる人間の勉強の質が0だったらそれはまた学力はつかない。これらを考えて、「量×質=学力」という仮定の下この問題を考えたいと思う。

 

  • 量×質=学力

 この式は量と質の積であるので、量が一定下においては質が高ければ学力も高くなる。質が一定下においては量が多ければ学力も高くなる。そういう比例関係にある。よって、量と質を大きくすることが学力をつける重要なポイントとなる。

 

  • 量を上げるには?

 量を上げるには勉強時間を増やせばいい。具体的には、無駄な時間を削ったりして勉強時間に充てるのが良いだろう。また、量というのは具体的な数値が簡単に分かることができ、比較も容易である。5ページより10ページの方が量が多いし、100単語より200単語の方が量が多い。

 

  • 質を上げるには?

 では、質を上げるにはどうすればいいのだろうか。量より質と主張する人はいるが、肝心の質を上昇させる方法に言及する人は少ない。このあたりが非常にあいまいな人が多く、この議論の落とし穴でもある。

 そもそも、質が良いとはどのように理解できるのだろうか。つまり質の良い勉強をしていると理解できるかどうかが問題なのである。質の良さが理解できなければ質の良い勉強の理解も当然できない。

 

  • 勉強法の共有の限界

 例えば、「単語をやってから長文読むと効率良かったよ」という質の良い勉強法の共有が友人からあったとしよう。ここで問題なのは、仮に「単語をやってから長文読むと効率が良い」が真であったとしても、その友人と同じ勉強法をすることは不可能であるということである。「単語をやる」ということだけにとっても、どのように単語を覚えていくのかという問題がある。「1問1答で覚える」「派生語も覚える」「例文も暗記する」「語源も理解する」などなど……、一つ「単語を覚える」ということにとっても非常にやり方が多くあり、それによって身につくものも違う。これはほんの一例であるが、効率の良い勉強法を教えてもらったからと言ってもそれ通りに出来ることは不可能に近いということである。もちろん、成功体験の一つであり、勉強法の参考にはなるが。

 

  • 質を良くするために

 勉強の質を良くするために、その質の良さを理解する必要があると書いたが、その一番簡単な方法は自分で実践してみることである。2つの勉強法を比べ、実際にやってみて、時間当たりの効率を実感してみるのが良いだろう。効率の良い勉強法が見つかればそれを取り入れていけば良い。被験者がその方法を理解するにも効果を実感するにも一番近い存在である。そして、たくさんの勉強法の比較をすればするほど勉強の質は良くなっていく。つまり、勉強の質は効率の良さを念頭に置きながらどれだけ勉強量を積んだかということに依存している。現実的かつ実践的な範囲では、勉強量が質の向上の大きな役割を持っていると言えるだろう。

 

  • まとめ

学力をつけるには量も質もどちらも大事。量を増やすのは簡単だが、質を良くするには量をこなすことが必要になる。勉強の質を意識しつつ、量をこなすことで学力をつけていくのが良いのではないか。私が受験生活で使っていた「量か質か問題」の結論は以上である。

””休学費””によって困る学生を見て

最近、TLを騒がせている記事がある。

 

www.manazooooo.com

日本女子大学に通っていた学生が留学する際、休学費に悪戦苦闘した記事である。私もこれから休学する予定があり、他人事と思えなかったので記事にした。

 

t-ritama.hatenablog.com

私が休学を決めた理由は上記事にて書き殴ったのでこの記事では省略する(初めましての人は見てほしい)。

 

 

休学費とは?

 

 

現在の大学では、国立大学では休学するときに学費は徴収することはないが、私立大学では、休学する際にお金が必要になる。授業も受けていなく、サービスをうけることもないのに費用がかかる。

 

大学における休学は、学長(又は委任を受けた学部長)の許可が必要である。
一般的に学期単位での休学となる。休学すると、その学期の授業料が半額程度まで減額、もしくは全額免除となる(この場合、別に在籍料を徴収される場合もある)が、在籍期間としてはカウントされない。したがって、休学した年月分だけ余計に卒業年月が延びることになる。また、休学期間は最長4年までとされており、それを超過すると除籍となる。(wikipediaより)

 

wikipediaによると、休学すると授業料が減額されるらしい。「本来徴収されるものが減額される」という感覚らしく、だいぶ学生の感覚とずれているような気もする。

 

休学費がかかるとどうなるか

 

 大学生活が金銭的面で詰む学生が出てくる。文科省のデータによると、休学者の休学理由の15%は経済的理由である。これはなんと留学で休学する人よりも多い。経済的事情で休学せざるを得ない人は非常に多いのだ。

 例えば、この日本女子大学の学生は休学に一年66万円の費用がかかった。よって、学費が払えなくなってしまった場合に休学して学費を稼ぐということが非常に困難である。そういう状況に陥ってしまった人は授業料免除か奨学金を上手に活用するかもう退学する他ない。実際、同文科省のデータによると、退学理由は「経済的理由」が一番多い。「学業不振」や他の理由よりも多い。休学費が安い私立大学でも私の例のように金銭的に非常に厳しい状況でありながら授業料免除や奨学金を受ける権利のない学生がこのような大学に通っていたら卒業することはまず不可能であろう。このような学生はたくさんいるのではないかと推察できる。

 休学費は安くなっているらしい?

 

 国立大学も昔は休学費が存在したらしく(調べたがソース見つからず)私立大学も最近では休学費は安くなっている傾向にあるらしい。例えば、明治大学は2011年から学費の半額の休学費を取りやめ、在籍費として年間8万円を徴収するようになった。他にも諸費用はかかるようだが、学費の半額である休学費のことを考えると非常に安くなっている。他にも休学可能期間の延長や整備が行われた。これらにより、非常に休学しやすくなったことが分かる。

休学制度改正について - 明治大学(http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/1301636050.pdf)

 また、ICUでも2014年に授業料の1/3から在籍料は1学期3万円、1年間9万円に変更すると発表された。ここに教務のインタビューが掲載されているので参考にされたい(http://weeklygiants.co/?p=2531)。ここでは、合理的な理由のない高額な休学費、休学費が障害となり学業に支障が出るなどの言及がされている。また、休学費の減額により、退学者の減少による授業料収入の増加も見込まれるとも書かれており、様々な理由により休学費が安くなったり、在学費に取り替えたりすることも多い。

増える経済的理由の退学者

 

 経済的理由で退学する人は増え続けている。大学進学率の増加など、経済的に十分でない人が大学に進学する場合もあるであろうが、休学費の減少の傾向にもかかわらず、経済的理由での退学者は増え続けている。全国の大学が経済的に恵まれない人のサポートをどんどん充実させているという印象があるが、実態はそこまで伴っていないように思えた。



学生の中途退学や休学等の状況について - 文部科学省

(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/10/__icsFiles/afieldfile/2014/10/08/1352425_01.pdf)

 

貧困JKの炎上から何が分かるか

本日、ネット上で大きな炎上を見せたニュースがある。

 

www3.nhk.or.jp

www.youtube.com

 

まとめサイト等では

貧困なのにものが多すぎな部屋

部屋にあった画材が希望小売価格2万円

9000円のEXILEのライブには参加

映画複数回観賞

 という要素から「貧困ではないのでは」と言われ、炎上している。

 

私も金銭的に苦労した経験があり、現在もその状況に苦難を感じているという立場からこの問題から何が分かるか考察したいと思う。

t-ritama.hatenablog.com

 私の苦労話は上記記事に書いてあるので読んでない人は読むと私がどこでつまづいたか分かると思う。

 

 

 

 

 

1、彼女は貧困と言えるのか?

 まず定義を参照する。

“等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯員”

 よく分からない。分かりやすくすると一人暮らしでは収入が実質112万円以下の場合該当、二人暮らしだと174万円以下くらい。思ってたより基準が厳しい。一人暮らしフリーターは貧困層に該当しない人も多そう。この定義において彼女が貧困層の家庭にいるかどうかはおうちの収入が分からないと分からない。まあ、ここは重要ではないので以上とする。

 

 

 

 

2、なぜ彼女がPCを買わずキーボードだけで練習したのか

 ネット上の意見を見てみると

 

貧困なのにものが多すぎな部屋

部屋にあった画材が希望小売価格2万円

9000円のEXILEのライブには参加

映画複数回観賞

それなのにPCが買えず1000円のキーボードで練習だけする(貧困アピール)

 

 ということが彼女が糾弾される理由のようである。上記趣味の出費については記事の後ろの方で取り上げるため、ここでは言及しない。簡単に言うと「こんなに贅沢しているのに貧困とはどういうことか」ということであろう。実際に「1000円のキーボードだけ買ってPC買うお金がありません」というのはよく分からない。やりくりを上手にすれば普通に買えてしまうのではないかとも思う。私の使っているノートPCは3万円であるし、このブログもその3万円のPCを使って書いている。多少スペックに不安はあるが、特に不便も感じていない。しかし、実際に家電量販店に行くと3万円ではPCは買えないだろうし、「PCは高くて買えない」という先入観があり、安いキーボードだけ購入したのかもしれない。もうこの辺りは推測でしか語れなくてあまり意味がないので省略する。

 私個人の感想としては「学校の授業についていけなくなるほどであればPCは少し我慢してでも買った方が良い」と思った。特に強い意見は持っていないが、なんとか上手に工面して学業に必要なものは買いそろえてほしい。貧困層であってもそのくらいは出来るであろう。

 

 

 

3、貧困のせいで進学を諦めることについて

 一番注目すべき点はここであろう。彼女が本当に貧困であるか、そうでないか、また豪遊しているかという問題は一度考えずに、「金銭的理由により進学を断念する」という状況であるという点は非常に問題である。私個人としては学問を志す人間には是非進学してもらいたいし、専門学校であってもその専門性に特化した勉強を続けてほしいと思う。

 授業料というのは1万2万とはケタが違う。入学金や授業料を合わせると年間で100万を超えることもしばしばである。これはライブのチケット110枚相当であり、あのペンも90セットほど買える値段である。

 実際に文科省は貧困家庭に進学の推進を行う政策を企画検討しており、その政策もいくつかある。詳しくは公式HPを参照されたい。

子供の貧困対策の推進:文部科学省

 

 ここで私が記事の中で大きく注目した点があり、それは以下の文章である。

進路を選ぶ3年生の夏を迎えたうららさん。絵が好きで、アニメのキャラクターデザインの仕事に就きたいと、専門学校への進学を希望していましたが、入学金の50万円を工面することが難しく、進学は諦めました。(NHK NEWS WEB より)

この挫折理由は「授業料」ではなく、「入学金」である。私も入学金、授業料に非常に苦労しているのでこの違いに思うところがある。彼女が進学したい専門学校がどのような形態をとっているか分からないので、私が通っている国立大学法人東北大学の授業料、入学金とその免除のシステムについて考える。

 

 東北大学では「入学金の免除」を金銭的事情を理由に受けることは困難である。具体的には、家計を担う人の死亡や、東日本大震災の被災者の認定など本当に特殊な場合しか認められない。この入学金28万円はどんなに貧困な家庭でもほぼ必ず払わないといけない。

 

 対して、「授業料免除」は両親などの金銭的状況や、家庭環境などを考慮して判断される。よって貧困者はこの免除の制度を受けることが出来る可能性が高い。

 

 私はさらにこの制度の抜け穴にハマっており、授業料免除を受けることができなくアルバイトのみで生活をしているが、今回これは主題ではないので省略する。詳しくは以下の過去記事を参考にされたい。

t-ritama.hatenablog.com

 ただ、貧困者に対しての政策は本当に不十分である。表面上はそれっぽく制度を整えててもそれでは目的を達成できていないものが多い。彼女も仮に進学できたとしてもそのような落とし穴にはまっていたかもしれない。

 

 

4、「貧困なのに趣味にお金を使うな」という意見について

 私が個人的にネットの意見を見ていて恐怖を感じたのがこの意見である。「貧困だから趣味に興じるな」という意見が本当に多かった。感情的になっているのもあり、ネットの性質もあってか暴言や人格の否定までするコメントも数多くあった。

 

 貧困と趣味をこのように短絡的に結び付けて考えるのは非常に良くない。私の貧困と趣味の結び付け方は以下の通りである。

 

  1. 貧困とは、一定より家庭が貧しい状況であり、実際にあの記事の彼女は母子家庭であり、一般家庭より貧しいのは事実である。
  2. そういう環境にいると、色々不便を感じることや、実際他の家庭と比べて金銭的に厳しいので、その余裕のなさは精神にくる。
  3. 精神的な余裕がないことというのは生きていくうえで非常に問題であるので、それをなるべく解決しなくてはならない。
  4. その方法として一番よく使われるのが趣味である。 

 

 つまりまとめると、「貧困層こそが趣味に興じる必要がある」ということである。ネット上にはこのようなことが原因でメンタルに問題をきたしたことが少ない恵まれた家庭の人間が多いのか、この趣味の重要性を軽視されることが多く、このような炎上があるたびにそれが表面化する。もちろん、貧困の状態であれば趣味にあまり多くの金額を費やすことはできないが、趣味とはお金がかかるものである。多少の出費は致し方ないものであると考えるべきである。

 

 ただ、この記事について「彼女のCDやペン、ライブなどが趣味として適切なものか」ということは判断しかねる。私は彼女の家庭環境を知らないし、彼女のメンタルの状態も知らない。彼女にとってCDがどのような存在であり、ライブがどのようにメンタルに影響するのかということが分からないからである。

 

 「貧困だから趣味にお金を使いすぎるのは良くない」は真であるだろうが、「貧困だから趣味にお金を使うな」というのは間違っている。贅沢するなということに関しても同様のことが言えるだろう。