近況報告202008

だいぶ時間が空いてしまいましたが,研究と就活が落ち着き,報告できる形になったので報告させていただきます.

 

研究・卒業

 先日中間発表が終わり,卒業できる見込みが立ちました.私の研究分野は理論系なため,成果が出るときはほんの少しの思いつきで出たり,逆にどれだけ努力しても成果にならなかったりします(この方法では上手くいかなさそうということはは分かります).今年度(修士2年)になっても成果が出ずにかなり焦っていたのですが,運良く未解決の問題を解くことが出来たため,それを成果として論文を書き上げることが可能そうです.

 研究は面白く,指導教員の先生とも相性がよく(と,私は感じています),少人数ですが,良い修士生活を送れているものと自負しています.

 

就活・就職

 就職活動は2月の後半から本格的に動き出し,5月に終了しました.いわゆる学歴を使った就活はしませんでした.また,一般の就活にかける時間と比べてだいぶ短く,選考も2社に絞り,第一志望の企業に内定をいただきました.就職先は,(名のある大企業と比べると)小さめのITベンチャー企業でwebやアプリの開発をします.

 

大学生活・サークル

 大学院に入ってから2つのサークルに入って他の学生と交流してきました.作曲サークルと麻雀サークルです.麻雀サークルの方では,色々なめぐり合わせがあり,現在代表として活動しています.色んな学年の人が在籍していて,後輩とも仲良くワイワイやっています(私がそう思ってるだけだったら悲しいけど).ただ,今年度になってからはコロナにより活動自粛をしていて思うように動けていません.私が在籍している間に活動再開したいなあ……

 

趣味

長らくやってみたかった同人活動を始めました.2019年は同人CDを2枚,イラスト本を1冊,麻雀戦術書を1冊書きました.色々な人に教えてもらいつつ手探りで創作活動をするのはとても楽しかったです.就職してもこの活動は続けていきたいと思っています.最近はイラストを描くことに力を入れていて努力しています.イラスト研究会に入っていればよかったかな……?(まだ間に合うか……?)

↓出した本やCDたち

tritama.booth.pm

 

こんな感じで,長かった学生生活は終わり,来年度から社会に放たれる予定です.思えば,大学入学前では全然想像できなかった大学生活を送りました.こんなに大変な生活になるとは思っていませんでしたし,こんなに人からの気持ちに心を動かされ助けられた大学生活を送れるとは思っていませんでした.つらいこともたくさんありましたが,応援,支援やアドバイスをくれた方々のおかげで楽しく唯一無二な大学生活となりました.本当にありがとうございます.

 

 

 

t-ritama.hatenablog.com

 

新制度は身の丈に合うかだけが問題なのか?

最近,世間をにぎわせている話題がある.

www.j-cast.com

 

これに対して,特に受験費用に関するものについて,私の見解を書きたいと思う.

私は,過去に親から勘当を受けて経済的な困窮状態に陥りながら大学の休学を決意した経験がある(後述の毒親は下記ブログに登場する当時の私の親を想定している).

t-ritama.hatenablog.com

 

私は,新制度の報道を見て,この制度では,経済的な格差による身の丈以外にも問題があると感じた.

  • 受験費用減額の制度

新制度の受験のシステムのひどさや,文科相が受験生の反感を買う発言をしていることは置いておき,受験費用の制度について考えたい.

「経済的に困難な家庭につきましては、試験の実施団体に受験料の軽減をお願いしています。TOEFLは、すでにこうした家庭に対し、受験料の15%を減額することを発表しており、他の団体も検討していると聞いています。子供たちに教育の機会を等しく得られるようにするのが国の立場です」 

 経済的な困窮者に対する対策である.この「経済的な困窮な家庭」とはどのような家庭をさし,それはどのように調査するのだろう?

この「経済的に困窮な家庭」の判断をするにあたって,私が一番容易に想像できたのは大学の授業料免除だ.

東京大学における授業料免除の条件には以下のような記述がある.

経済的理由等により、授業料等の納入が困難であり、かつ学業優秀と認められる場合には、選考のうえ、授業料等が免除または徴収が猶予される制度があります。

 

 この授業料免除の制度は確かに経済的に授業料納付が困難な学生に割り当てられるものであるが,この制度を通過するのは容易ではない.

書類が非常に煩雑であり,大量の証明書を用意しなくてはならない.私が授業料免除の申請をした際,事前にたくさんのメールでのやりとりを重ね,実に10回近く窓口に足を運び,授業料免除の申請書をそろえた.これが非常に時間的にも精神的にもひどく疲弊するものであった.

これを高校生が一人でこなすのは非常に困難である.これを実行してくれる子供に協力的な親の存在を暗に仮定していることは間違いないだろう.もし,親がそういう子供に協力的な親ではなかった場合はどうなるだろう.

ここで,受験費用減額制度の本質を考える必要が出てくる.家庭が裕福で,親が毒親だった場合,つまり,制度として貧困な家庭には該当しないが,親が意志を持って子供に受験費用を出さないパターンである.この場合は,この制度ではその受験生を救うことはできない.

なぜなら,この制度は「本来判断すべきは受験生の貧困であるのに,親の貧困さしか見ていない」からである.親と子供は対等ではなく,親は子供の一切の生殺与奪を握っているためである.親の悪意一つで子供の受験は終わる.今までは,それが一度の受験費用の捻出(と,こっそり抜け出して試験を受けに行くこと)だけで済んでいたものが,年二回の複数回にわたる試験を受けなければその資格が得られない状態になっている.その道はさらに険しく難しいものとなるだろう.

 

 

萩生田光一文部科学相は身の丈発言の謝罪として「どのような環境下の受験生でも自分の力を最大限発揮できるよう、自分の都合に合わせ適切な機会をとらえて全力で頑張ってもらいたいという思いだった」と発言したとのことであるが,もし,結局このような救済制度から零れ落ちる高校生がいるようでは,受験生全員が自分の力を最大限発揮できるとは言えない.

新体制の試験的な不備も大きく指摘されている中で,このような経済格差や親にさらに強く依存する制度を予感させられて,画一的に考えられた穴だらけの制度のまま新しい大学受験が始まるように感じられる.そうならないように新制度や救済処置は慎重に検討してから導入してほしい.本当に頼みます.

 

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近況報告【2019.04】

 

こんにちは.

大学院生活も一か月が過ぎ,当初の予定にあった近況報告を月1でやっていきます.2019年4月を振り返ろうと思います.

t-ritama.hatenablog.com

 この近況報告は上記記事からいただいた支援に対して「いただいた支援を元に大学院生活をちゃんと遅れています」という報告を兼ねています.たくさんの支援本当にありがとうございます.

 

 

 

学生証をもらいました.

 

その前後,奨学金の書類と授業料免除の申請書の作成に勤しみました.非常に難易度が高く,申請書を作成するまで,何度も大学に出向き,大変でしたがなんとか申請してきました.

 

2019前期が始まりましたが,予想外の状況になりました.端的に言ってしまうと孤独です.私は研究内容が魅力的であった今年発足の研究室に入りました.よって,研究室には先輩がいない状況でした(分野的に先輩がいなくても十分に研究できるとは思います).それに加えて駒場キャンパスは基本的に前期教養(学部1年~2年夏)のためのキャンパスであり,近い研究をしている大学院生も同じキャンパスにはいません.運悪く,同じ研究室を志望していた方は院試で落ちてしまったようで,同期は私一人の状況になりました.また,院生室はほかの研究室の方を含めた7人部屋ですが,なかなか院生室でほかの人と会うことが少なく,大学生活が始まり,講義を受けるも研究するもほぼ一人という状況になりました.これは学部時代にはなかった状況であり,凄まじい孤独感を不安感を感じました.

今まで,「自分は一人で過ごすのは好き」と思っていましたが,実際には「普段友達と過ごしていたので,たまになる一人も楽しい」という状態だったようです.研究も始まったので暇というわけではないのですが,ごはんのお誘い待っています.せっかく東京にいるので,色々な人とお会いしてみたいです.

 

入学式に行きました.大学院の入学式なので某ジェンダー絡みの祝辞の方ではなく,「忖度」という単語にかかわる祝辞を聞きました.なかなか考えさせられるような内容で,人文社会系研究科長の悲しみと憤りを感じました.ぜひ読んでください.リンクを貼っておきます.

平成31年度東京大学大学院入学式 人文社会系研究科長式辞 | 東京大学

 

大学院生活をこれからこなしていくうえで,研究室以外に居場所を作るためにサークルに入ることにしました.サークル自体は4/2に駒場で開催されていたサークルオリエンテーションに出向き,色々見てきて入るサークルを2つ決めました.

一つは作曲サークルGCTです.駒場に部室もあり,作曲に関する情報交換なども多く,年4回?のコンピでCDを出しているようです.私も5月祭に出す新入生コンビに曲を提出しました.

東京大学作曲研究会GCT (@GCT_UTokyo) | Twitter

 

もう一つが麻雀サークル白です.学部のころはずっと競技麻雀サークルに入っていました.競技麻雀とはギャンブルではなく純粋なゲーム,競技として行う麻雀のことで,賭け,タバコ,酒などがナシの競技として麻雀を追求します.最近はMリーグなどで競技麻雀でちゃんとしたプロが生まれたこともあり,個人的に熱があります.ただ,白は今部員不足で開店休業状態にあるので,部員を集めつつのんびり活動をしていきたいです.

東京大学麻雀サークル白 (@utmj_white) | Twitter

 

あとイラストも続けてぼちぼち描いています

 

 

また,4月にいきなり泊まり込みの研究会がありました.大学院で専攻を変えたため,この分野で初めての研究会でしたが,今までの分野とはだいぶ違って新鮮で興味深い研究も多く,非常に刺激を受けました.

前々から言われていた競技プログラミングもこのタイミングで始めました.研究会にいた人たちは本当にすごい人が多く,私はまだまだひよっこですが,頑張っていきたいです.

 

4月の近況報告としてはこんな感じです.奨学金と授業料免除の結果は6月上旬に出るとのことです.研究の内容は具体的にお話しするのが難しいので,趣味の話が中心となりましたが,大学院生活でも趣味と研究に全力尽くしていきたいです.

 

Amazon欲しいものリスト

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 ↑polcaでのクラウドファンディングは授業料免除申請で「支援者あり」と判断されてしまうため,4/1よりAmazon欲しいものリストに一本化しました.

【近況報告】大学院の入学手続きが完了しました

こんにちは.

 

無事,東北大学を卒業することができ,入学手続きと引っ越しが完了しました.

 

 

t-ritama.hatenablog.com

 

12月末に書いた上記記事では,多くの反響や応援メッセージ,支援をいただいて本当にありがとうございます.

2016/5の記事に続いてネット上の人たちの優しさに触れることができ,来年度からの生活を頑張っていこうという気持ちを再確認しました.

 

また,なんとか前期も休学せずに大学院へ通う決意をさせていただきました.

 

 

今回は,前期分の授業料免除申請をしてきました際,授業料免除と独立生計についてお話を伺ってきたのでその話をします.

 

まず,一番大事なことなのですが,クラウドファンディングを利用すると,授業料免除されないことが分かりました.

具体的には,クラウドファンディングで「支援がある」と,独立生計の条件が認められず,独立生計による授業料免除は申請が出来ない状態となります.

 

また,独立生計の審査は半年前まで実績になりますので,今回のクラウドファンディングは,2019年4~9月の授業料免除申請に関わります.が,元々前回の時期で説明した通り,2019年4~9月は独立生計条件を「前学期学部生」という事実のせいで満たさないので,結果的に3月まではクラウドファンディングしても問題の無い状況でした.

今後に関わってくるのは,2019年4月以降です.この時期にクラウドファンディングによる支援を受けると,半年後の授業料免除の対象から外れるということになります.「2019年3月までならクラウドファンディングは大丈夫,それ以降は金銭ではなく,物で支援を受け取るようにしてください」と説明されました.

以上の懸念を除けば,親の扶養から外れているという事実により,基本的に独立生計を認められ全額免除になる見込みというお話をいただきました(やったー!).

また,前期の授業料ですが,独立生計に依る授業料免除は叶わないため,一応可能性のある両親の年収による授業料免除申請を行いました.

 

さらに,奨学金についても,機関保障を用いてJASSOの奨学金の取得が可能というお話をいただきました.実際にもらえるかは申請してみないと分からないとのことですが,奨学金をいただけるとなると,来年度からの生活は相当楽になります.

 

 今回,入学料の28万円と,引っ越しの費用21万円,他の諸費用などを前回の記事によりいただいた寄付によって賄わせていただきました.前期の授業料が免除されなかった場合は,前回の支援と学部生のころの貯金で何とかする予定です.本当にありがとうございます.

 

 

また,3/31までとなりますが,polcaでの学費生活費のクラウドファンディングを再開設しましたので,Amazon欲しい物リストへと一緒にリンクを下におかせていただきました.また支援していただける方はよろしくお願いします.

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東京大学大学院に進学します

皆様お久しぶりです.
「私が休学を決めるまで」を書いてから2年ほど経ちました.

 

t-ritama.hatenablog.com

 

この記事は5600RT,5700favという凄まじいバズり方をして大変多くの応援と支援をいただきました,それをもとに,なんとか休学せずに大学院進学の見込みが出来たため,今年の夏に大学院受験をし,無事合格しました.
本当にありがとうございます.あの記事を書いてからこのような形になるとは思ってもみませんでした.
もし,私が10年前の大学生であったらこのように支援をいただくこともできなかったでしょうし,大学卒業すら困難であったかもしれません.
本当に色々恵まれました.うれしい限りです.


来年からの東京大学での生活のことを少しお話したいと思います.
東京で一人暮らしとなりますが,住居確保の問題はなんとかなりそうで,この点は安心しています.

 

ただ,金銭的な支援が得られない状況は変わっておらず,アルバイトをしながら大学院生活をすることとなります.
先日,配属先の先生と面談を行い,現状の報告や,授業料免除に関する相談などをしてもらってきました.

そこで「修士一年生では独立生計が認められない」ことが分かりました.
東京大学修士課程の学生に独立生計を認めていますが,それには「前年度の独立生計の実績」が必要になります.
東京大学は学部学生の独立生計は認めていませんので,私の学部生活は実質的に独立生計ですが,東京大学基準では独立生計ではありません.よって修士一年生の私に対しては「前年度の独立生計の実績」がない状態になり,授業料免除の規定を満たしません.

よって,入学金282,000円,授業料535,000円の合計で817,000円は免除されず1年間で払うことになります.

また,東京大学の学生生活実態調査報告書によると,一人暮らしの支出額の平均値は月131,870円らしく,131,870円*12ヶ月=1,582,440円(約160万円)となります.
教務に問い合わせたところ,日本学生支援機構の第一種奨学金は機関保障で借りられる可能性があるらしく,月額88,000円の貸付をいただけると考えています(本当かは分かりません).
単純計算で1年目の費用が約135万円(奨学金を借りられるとして)となり,やはり非常に厳しい状況で大学院生活をすることになりそうです..
現在の生活から考えて生活費は年間160万かかることはさすがにないんじゃないかと考えてはいますが,入学金と授業料の81.7万円はどうすることもできません.

 

また,大学で研究するにあたって,学費や生活費を自分で稼ぐことというのは非常に大きなハンデとなることを現在の研究生活で理解しました.
現在,趣味の時間を減らして生活のかなりの部分を研究に充てていますが,やはり時間的なハンデと精神的なハンデがかなり大きく大変です.

以上より,休学をしようと思っています.東京大学において,修士での休学は合計2年間出来るようで,休学の猶予が2年間あれば無事修了できると考えています.
休学中,支援していただいた方にお礼に伺ったり,自分が将来何をしたいかしっかり腰を据えて考えたり,大学院での研究も進めつつ,修了に向けて学費や生活費を稼いで行きたいと思います.

 

今回もありがたいことに「支援をしたいから窓口を用意して」と仰ってくださっている方がいらっしゃり,そのアドバイスを受けて,Polcaというクラウドファンディングアプリで窓口を用意することにしました.
もし支援をしたいという方がいらっしゃいましたら,是非よろしくお願いします.学費,生活費などに使わせていただきます.

t.co

↑polcaへのリンクとなります

 修了しましたので支援していただける方はAmazonウィッシュリストからお願いします.

 

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Amazonウィッシュリストのリンクです

 


また,現在掛け持ちしている4つのアルバイトは,進学につきすべてやめることになり,また新しくアルバイトを探さねばなりません.
もし,都内で良いアルバイト先を紹介していただける方がいらっしゃいましたら,連絡をいただけるとありがたいです(@T_ritamaまでDMをいただけると確実だと思います).
特に家庭教師について述べますと,高校2,3年(数学,物理,化学),中学1年(数学)の家庭教師の経験が計3年間あります.
中学不登校から大学受験をしたので,大学受験(理系科目)は教えられますが,中学受験,高校受験は教えられません(勉強に対するアプローチや,0から大学受験する方法などを教えることはできます).よろしくお願いします.

 

 

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あの記事から一年が経って……

 

t-ritama.hatenablog.com

 

 

この記事から約1年が経った。せっかくなので色々思い返そうと思う。

 

・反響のすごさ

 この記事の公開の前日、実は数分だけ下書きをツイッター上で公開した。数分で削除したが、その段階でフォロワーに色々な感想をいただた。もしかしたらこれはいろんな人に見てもらえるかもしれないと感じていた。

 実際に公開したあと、スマホの通知はほぼパンク状態となり、翌日の講義や実験はもう手が付けられない状態となった。自分の経験を見たいと思った人が多かった、励ましの声などすごい反響があり、うれしい気持ち反面、炎上に近い状態であるので不安な気持ちもすごく強いものであった。この数日でフォロワーは1000人増え、環境は激変した。

 現在はかなり落ち着いたが、未だに1日100前後(多い時には1000ほど)のアクセスがある。

 

・励ましの声の多さ

 このブログが拡散されるにつれて、様々なコメントをいただくようになり、ビクビクしていたが、予想を遥かに超える励ましの声の多さに驚いた。半分くらいが批判のコメントではないかと予想していたが、実際のところ、9割以上の方がネガティヴでないコメントを残してくれたように感じた。少ないながら批判のコメントもあった。

 

・似た経験を持っている方々

 反響の中で特に記憶に残っているのが、似た経験を持っていた人たちからのメッセージである。似た経験というのは、毒親であったり、独立生計であったり、様々であるが、全てではないにしろ、部分的に同じように苦しんでいる人がいるのだということが理解できた。

 また、過去にそういう経験にあったから支援をしたいと申し出てくださった社会人の方もいた。「自分もそのとき誰かに助けられた。今度は自分が助けたい」という気持ちに強く心を打たれ、自分も支援できるような境遇になったら、何かの形で助けになれるようになりたいと強く思うようになった。

 

・支援のありがたさ

 ブログの公開の後、多くの人に「支援させてほしい」という旨のコメントを頂いた。その中で「Amazonの欲しい物リストを活用しては」とアドバイスをもらい、設置させていただいた。初めての経験であり、色々なことを調べ、色々なことを教えていただいた。欲しい物リストを作ったとき、「見ず知らずの人に支援をするなんてそんな聖人みたいな人いるのか」と思ったが、世の中には本当に優しい人がいて、多くの支援をいただいた。1年が経った現在でも定期的に支援をいただいている方がいて頭が上がらない。支援としていただいた添付されてるコメントなどが書かれた紙?は全て大事に保管させていただいている。

 

・執筆の依頼について

 たくさんあった反響のうち、原稿の執筆の依頼や、書籍化の誘いなどがいくつかあった。当時はあまりの反響の多さと、多くのDMや依頼に少々怖くなってしまい、頂いた全ての依頼を断ってしまった。だいたい落ち着いたその半年後くらいに雑誌のコラムの依頼をいただき、その執筆をした。「点線面〈vol.2〉2016年尾崎翠への旅」という雑誌(リトルプレス)の特別論考の『趣味は身を助く』というコラムである。

www.amazon.co.jp 機会があればまた何か書くこともあるかもしれない。

 

・休学しない選択肢

 多くの支援を頂いて、休学を経ずに大学院の入学金の確保が出来るかもしれない状況になった。実際には、金銭的状況以外の問題(アルバイトなどに時間を費やしすぎて学力が大変なことになっている、このまま学年が上がって研究室に配属されてからこの頻度のアルバイトを続けられるのか、大学院は本当に独立生計で授業料免除されるのか、など)が多くあり、まだ通常と比べてかなりの労働をしている現状がある以上、問題は多く残っているが、「休学しない選択肢」というのが現実味を帯びてきたというのは事実である。支援を頂いた方、応援のコメントを残してくださった方には感謝してもしきれないです、本当にありがとうございます。

 

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【大学受験】量か質か問題に決着をつける。

大学受験において度々議論されるものとして「受験勉強では量を取るべきか質を取るべきか」という問題がある。合格体験記などを見てみると、「量より質を取ったから合格できました!」とか、「ひたすら量をこなして合格することが出来ました!」とか様々な考えが並んでいる。今回はこの問題に一つ結論を導きたいと思う。

 

  • 学力をつけるには

 当たり前すぎることではあるが、この手の受験勉強において一番大切にされるのが学力をつけることである。では、学力はどのように身に着けることが出来るのか。

 例えば、ものすごく質のよい勉強が可能な人間の勉強時間が0時間だったら学力は一切つかないだろう。逆に、ものすごくたくさん量をこなせる人間の勉強の質が0だったらそれはまた学力はつかない。これらを考えて、「量×質=学力」という仮定の下この問題を考えたいと思う。

 

  • 量×質=学力

 この式は量と質の積であるので、量が一定下においては質が高ければ学力も高くなる。質が一定下においては量が多ければ学力も高くなる。そういう比例関係にある。よって、量と質を大きくすることが学力をつける重要なポイントとなる。

 

  • 量を上げるには?

 量を上げるには勉強時間を増やせばいい。具体的には、無駄な時間を削ったりして勉強時間に充てるのが良いだろう。また、量というのは具体的な数値が簡単に分かることができ、比較も容易である。5ページより10ページの方が量が多いし、100単語より200単語の方が量が多い。

 

  • 質を上げるには?

 では、質を上げるにはどうすればいいのだろうか。量より質と主張する人はいるが、肝心の質を上昇させる方法に言及する人は少ない。このあたりが非常にあいまいな人が多く、この議論の落とし穴でもある。

 そもそも、質が良いとはどのように理解できるのだろうか。つまり質の良い勉強をしていると理解できるかどうかが問題なのである。質の良さが理解できなければ質の良い勉強の理解も当然できない。

 

  • 勉強法の共有の限界

 例えば、「単語をやってから長文読むと効率良かったよ」という質の良い勉強法の共有が友人からあったとしよう。ここで問題なのは、仮に「単語をやってから長文読むと効率が良い」が真であったとしても、その友人と同じ勉強法をすることは不可能であるということである。「単語をやる」ということだけにとっても、どのように単語を覚えていくのかという問題がある。「1問1答で覚える」「派生語も覚える」「例文も暗記する」「語源も理解する」などなど……、一つ「単語を覚える」ということにとっても非常にやり方が多くあり、それによって身につくものも違う。これはほんの一例であるが、効率の良い勉強法を教えてもらったからと言ってもそれ通りに出来ることは不可能に近いということである。もちろん、成功体験の一つであり、勉強法の参考にはなるが。

 

  • 質を良くするために

 勉強の質を良くするために、その質の良さを理解する必要があると書いたが、その一番簡単な方法は自分で実践してみることである。2つの勉強法を比べ、実際にやってみて、時間当たりの効率を実感してみるのが良いだろう。効率の良い勉強法が見つかればそれを取り入れていけば良い。被験者がその方法を理解するにも効果を実感するにも一番近い存在である。そして、たくさんの勉強法の比較をすればするほど勉強の質は良くなっていく。つまり、勉強の質は効率の良さを念頭に置きながらどれだけ勉強量を積んだかということに依存している。現実的かつ実践的な範囲では、勉強量が質の向上の大きな役割を持っていると言えるだろう。

 

  • まとめ

学力をつけるには量も質もどちらも大事。量を増やすのは簡単だが、質を良くするには量をこなすことが必要になる。勉強の質を意識しつつ、量をこなすことで学力をつけていくのが良いのではないか。私が受験生活で使っていた「量か質か問題」の結論は以上である。