あの記事から一年が経って……

 

t-ritama.hatenablog.com

 

 

この記事から約1年が経った。せっかくなので色々思い返そうと思う。

 

・反響のすごさ

 この記事の公開の前日、実は数分だけ下書きをツイッター上で公開した。数分で削除したが、その段階でフォロワーに色々な感想をいただた。もしかしたらこれはいろんな人に見てもらえるかもしれないと感じていた。

 実際に公開したあと、スマホの通知はほぼパンク状態となり、翌日の講義や実験はもう手が付けられない状態となった。自分の経験を見たいと思った人が多かった、励ましの声などすごい反響があり、うれしい気持ち反面、炎上に近い状態であるので不安な気持ちもすごく強いものであった。この数日でフォロワーは1000人増え、環境は激変した。

 現在はかなり落ち着いたが、未だに1日100前後(多い時には1000ほど)のアクセスがある。

 

・励ましの声の多さ

 このブログが拡散されるにつれて、様々なコメントをいただくようになり、ビクビクしていたが、予想を遥かに超える励ましの声の多さに驚いた。半分くらいが批判のコメントではないかと予想していたが、実際のところ、9割以上の方がネガティヴでないコメントを残してくれたように感じた。少ないながら批判のコメントもあった。

 

・似た経験を持っている方々

 反響の中で特に記憶に残っているのが、似た経験を持っていた人たちからのメッセージである。似た経験というのは、毒親であったり、独立生計であったり、様々であるが、全てではないにしろ、部分的に同じように苦しんでいる人がいるのだということが理解できた。

 また、過去にそういう経験にあったから支援をしたいと申し出てくださった社会人の方もいた。「自分もそのとき誰かに助けられた。今度は自分が助けたい」という気持ちに強く心を打たれ、自分も支援できるような境遇になったら、何かの形で助けになれるようになりたいと強く思うようになった。

 

・支援のありがたさ

 ブログの公開の後、多くの人に「支援させてほしい」という旨のコメントを頂いた。その中で「Amazonの欲しい物リストを活用しては」とアドバイスをもらい、設置させていただいた。初めての経験であり、色々なことを調べ、色々なことを教えていただいた。欲しい物リストを作ったとき、「見ず知らずの人に支援をするなんてそんな聖人みたいな人いるのか」と思ったが、世の中には本当に優しい人がいて、多くの支援をいただいた。1年が経った現在でも定期的に支援をいただいている方がいて頭が上がらない。支援としていただいた添付されてるコメントなどが書かれた紙?は全て大事に保管させていただいている。

 

・執筆の依頼について

 たくさんあった反響のうち、原稿の執筆の依頼や、書籍化の誘いなどがいくつかあった。当時はあまりの反響の多さと、多くのDMや依頼に少々怖くなってしまい、頂いた全ての依頼を断ってしまった。だいたい落ち着いたその半年後くらいに雑誌のコラムの依頼をいただき、その執筆をした。「点線面〈vol.2〉2016年尾崎翠への旅」という雑誌(リトルプレス)の特別論考の『趣味は身を助く』というコラムである。

www.amazon.co.jp 機会があればまた何か書くこともあるかもしれない。

 

・休学しない選択肢

 多くの支援を頂いて、休学を経ずに大学院の入学金の確保が出来るかもしれない状況になった。実際には、金銭的状況以外の問題(アルバイトなどに時間を費やしすぎて学力が大変なことになっている、このまま学年が上がって研究室に配属されてからこの頻度のアルバイトを続けられるのか、大学院は本当に独立生計で授業料免除されるのか、など)が多くあり、まだ通常と比べてかなりの労働をしている現状がある以上、問題は多く残っているが、「休学しない選択肢」というのが現実味を帯びてきたというのは事実である。支援を頂いた方、応援のコメントを残してくださった方には感謝してもしきれないです、本当にありがとうございます。

 

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